ファスティングの方法や主な流れとは？基本的な方法を詳しく解説

ファスティングは、近年大きな注目を浴びています。ファスティングはいつも忙しく動いている胃腸や内蔵を休めてあげる癒しの時間です。デトックスや脂肪の燃焼、新陳代謝のアップなど嬉しい効果も期待できます。今回はそんなファスティングの方法や流れなどを詳しく解説していきます。ファスティングに興味はあるけれどやったことがないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

ファスティングの方法と主な流れ

ファスティングには「準備期」「酵素ファスティング期」「復食期」の3段階があります。この段階はファスティングにとっての基本の流れなので、細かく説明していきます。自己流は危険なので、必ず専門家の指導のもとで行うことをおすすめします。

準備期

まず準備期は2〜3日ファスティングをする前に、身体を慣らしていくための期間です。朝に酵素飲料を20〜30ml摂取し、昼と夜は純和食である『こ・と・ま・ご・わ・や・さ・し・い』の食材を亜麻仁油とともに食べます。『ことまごわやさしい』は、穀物・唐辛子などの香辛料・豆類・ゴマ・ワカメなどの海藻類・野菜果物類・椎茸類・芋類の頭文字を意味します。また、生野菜や果物も摂取します。この時食べすぎないように気をつけるのがポイントです。

酵素ファスティング期

ファスティング期は良質な水と酵素飲料のみで行います。ミネラルなど豊富な栄養を含んだ酵素飲料を1日で350ml〜400mlをわけて摂取していきます。水はなるべく常温で、1日摂取する量は2リットルを心がけます。一気に飲んでしまうと尿としてすぐ出てしまうので、数十回以上に分け細かく飲むのがよいでしょう。

ファスティング期は寝ている間にも新陳代謝や脂肪燃焼などが起こっています。お風呂に入って体を温めたり、早寝早起きで睡眠時間をしっかり取ったりするなど、身体の負担を減らすように過ごしましょう。

復食期

胃腸などの消化器を休めていたファスティング期を終え、直後に通常の食事をとってしまうと、身体がびっくりしてしまい逆効果になる可能性があります。復食期は少しずつ胃腸などを慣らしていきましょう。復食期の朝は酵素飲料20ml〜30mlと良質な水をコップに2杯ほどから始めます。昼にはおもゆと酵素飲料、夜はおかゆと、少しずつ固形物に変えていきます。2日目も同じように朝は酵素飲料と水、昼はおかゆ、夜には『ことまごわやさしい』食事にし、3日目からは徐々に通常食へ戻していきましょう。

ファスティングの種類

ファスティングには日にちによって分けられます。半日から3日間くらいが主流ですが、体調や目的に合わせて専門家に相談して選ぶようにしましょう。

半日ファスティング

半日ファスティングは1日のうち1食〜2食を断つというファスティング方法です。12～16時間は間を空けるのが理想的で、ファスティング初心者や手軽に行いたい人に向いています。仕事や自分の都合に合わせてできるので、ちょっとした体のリセットに向いています。半日ファスティングは脂肪燃焼などの効果はありませんが、ファスティング初期に出る若返りホルモンのモチリンを発生させることが可能です。時間がなかなか取れない方にもおすすめでしょう。

1日ファスティング

半日ファスティングより少し長めの1日ファスティングはその分効果も期待できます。長続きしない人や途中で挫折しにくい方法でもあります。1日ファスティングでは若返りホルモンのモチリンの他にもアンチエイジングのサーチュイン遺伝子が活性化され、グレリンと呼ばれる成長ホルモンが発生し始めます。

3日間ファスティング

3日間ファスティングでは、内臓脂肪の燃焼・デトックス・腸内環境のリセットなどさまざまな効果を実感できるでしょう。さらに3日間ファスティングの復食期には奇跡のホルモンといわれるアディボネクチンが発生し血液のサラサラ効果も期待できます。こちらは専門家の指導のもと無理をせず行うのがポイントです。

ファスティングを成功させるコツ

ファスティングはいつもの食事を抜くということなので辛く感じる瞬間もあるかもしれません。しかしメリットや効果は自分の体によい効果をもたらす可能性のある素晴らしいものです。ここではファスティングを楽しく成功させるコツをいくつか挙げていきましょう。

ポジティブなイメージを描く

1番の成功の秘訣は、美しく健康な自分を想像するということです。目標があるとモチベーションもあがり、がんばれるものです。健康な胃腸になると、食事もより美味しく食べることができますし、肌がきれいになるとそれだけで心もはずみます。なりたい理想の自分を思い描いて乗り切りましょう。

自分のやりたいことに集中する

趣味や仕事など、ファスティング中には自分のやりたいことに集中してみるのもいいかもしれません。仕事に打ち込むのももちろんいいですし、ゆったりと自然のなかで寛ぐのもひとつです。発汗を伴う激しい運動はおすすめできませんが、軽い散歩や体を動かすのもリフレッシュになりよいでしょう。

自分磨きに使う

体をデトックスしている間に、エステやヨガ、美容院にネイルなど、自分磨きの時間に使ってみるのはいかがでしょうか。内側が美しく健康になっている実感と、身だしなみや自分を磨いていることに集中するのは、最高の自分へのご褒美といえます。

まとめ

今回はファスティングの方法ややり方などを詳しく解説していきました。ファスティングは急に食事を断つものではなく、準備期とそしてその後の復食期が最も重要であるということもお伝えしました。

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