ネイルを楽しんでいても、時間が経過するにつれて、剥げたり欠けたりと劣化していきます。気になるからといって無理に剥がしたり、溶剤などを不用意に使ってオフをしたりすることは、自爪が傷んでしまう原因になるのです。爪を傷めないためにも、適切なネイルのオフをしなければなりません。そこで今回の記事では、ネイルのオフをする時に気をつけたい注意点をいくつか紹介しましょう。
やってはいけないネイルのオフ
ネイルにはジェルネイルやスカルプチュアなどの、リムーバーでは簡単にオフすることができない種類もあります。マニキュアなどのネイルポリッシュは比較的オフはしやすいのですが、やってはいけないネイルのオフをしてしまうと大変です。一体どのようなオフをしてはいけないのかを、ここでは説明しましょう。
ジェルを爪でひっかきながら無理に剝がしたりしない
ジェルネイルなどの樹脂やアクリルといった素材を密着させるネイルの場合、時間が経つことで自爪とネイルの間に浮き出すところができ、そこかから爪でひっかきながら無理にネイルを剥がしてしまうことはやめましょう。自爪からネイルを剥がす時に、自爪の表面も一緒に剥がれてしまうため、ケガをしてしまうことになるからです。最悪のケースだと、自爪の表面に穴が開いてしまうほど、自爪がくっついて一緒に剥がれてしまいます。
気になるからと無理に剥がすことは自爪を傷めることになるため、やらないように注意しましょう。
ファイルなどでジェルを削るのに自爪まで削らない
オフをする時は、ジェルをある程度削り、リムーバーでジェルを溶かします。ジェルを削る時によく使われるのがネイルマシンで、先端にやすりなどのアタッチメントを取付けて、ジェルを削ってオフすることができます。しかし、ネイルマシンは電動で摩擦を起こしながら削るため、強い衝撃が加わり、削る必要のない自爪までも傷めてしまうのです。
ファイルで削る場合も、力まかせにガリガリと削ってしまうことで、摩擦熱を発生し自爪に痛みを与えてしまうでしょう。やり過ぎたオフをすることで、爪が薄くなるだけでなく、ケガに発展してしまうことになるのです。
リムーバーなどの溶剤を長時間使用しない
ネイルをすぐに落としたい、削るのが面倒くさいなどの理由から、アセトンやリムーバーなどの溶剤に長時間浸してオフをすることはやめましょう。自爪以外の皮膚にも浸かることになると、大きなダメージを与えてしまうからです。ネイルポリッシュであれば、コットンにリムーバーを含ませて、しっかりと爪にあててポリッシュをオフすることが簡単にできます。しかし凝ったアートや重ね塗りの場合は、コットンを爪に与える時間を長くして、こすりながら落とす必要があるのです。
ネイルを早く落としたい気持ちから、不必要に多くリムーバーを使ったり長時間浸したりすることは、結果的には爪や皮膚をまでも傷めてしまいます。ジェルネイルなども同様に、リムーバーを使用してオフをする場合には、適切な量と時間を守らなければならないのです。
自爪を傷めないネイルオフの３つの注意点
オフで自爪を傷めてしまっては、せっかくの楽しいネイルが台無しになってしまうでしょう。ネイルを楽しむためにも、自爪に優しく傷めないよう心がけてネイルをオフすることが大切です。3つの注意点を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ネイルの種類でオフ方法を選ぶ
ネイルにはいくつかの種類があり、それぞれ使用する素材や道具は違います。そのため、オフをする方法もすべて同じとは限らないのです。ジェルネイルやスカルプチュアネイルは、表面をある程度削る必要があり、アセトンやリムーバーを使う・使わないなど、選択することができるからです。ネイルポリッシュにはファイルで削る必要がないため、コットンとリムーバーでオフをします。
このように、オフをする方法はネイルの種類によって異なるため、適した方法を取ってオフをしなければならないのです。
正しい手順を守ってオフをする
オフの工程はそれほど難しくはありませんが、正しい手順や方法で行わなければなりません。途中で方法を変えたり、省いたりしてしまうと、自爪を傷めてしまう原因になるからです。また、アセトンなどの溶剤を使用する時には、換気や決められた時間を守らなければ安全性を保てなくなります。
使用するネイル素材やメーカーによって、オフの手順が決められているケースもあるため、必ず指定されている手順を守ってオフをしましょう。そうすることで、自爪に負担をかけずにオフをすることができるのです。
オフ後はネイルケアを怠らない
ネイルオフをした後に、すぐに新しいネイルをしないのであれば、オイルやクリームでしっかりと保湿ケアをしましょう。オフした後の自爪や周りの皮膚は、ファイルによる摩擦や溶剤によって負担を受けた状態なため、乾燥しやすくなります。そこでネイルケアを怠ってしまうと、ささくれや爪が割れてしまうことが起きるからです。ネイルをしている時にはジェルで自爪をカバーしてくれますが、自爪で過ごすなら普段から乾燥対策をとる必要があるでしょう。
繰り返しネイルを付け替えしている途中で自爪を休ませる時には、オフ後のネイルケアを徹底することで美しい手元を守ることができるのです。
まとめ
ネイルを楽しむ一方、オフをする方法や手順を守らなければ、自爪を傷めてしまうことになり、ネイルができなくなる可能性もあります。面倒だからと無理に剥がしてみたり、リムーバーに長時間浸けておいたりすることは、指先に悲劇をもたらすことになるでしょう。そうならないためにも、正しいオフの方法や注意点を知り、楽しいネイルライフを過ごすことが大切です。
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